切島鋭児郎の声優は増田俊樹!交代の噂の真相と魂の熱演を徹底解剖
TVアニメ第4期第72話「赤手空拳」は、切島鋭児郎というキャラクター、そして増田俊樹の声優キャリアにおいて伝説的なエピソードとして語り継がれています。
指定敵団体・死穢八斎會の本拠地突入作戦。プロヒーローのファットガムと共に戦う切島は、圧倒的な破壊力を持つ乱波肩動の豪腕連打に晒され、自慢の硬化を粉々に打ち砕かれます。恐怖に竦みそうになる心を奮い立たせ、過去の後悔を乗り越えて「二度と後悔しないために、身を挺して仲間を守る盾になる」と決意した瞬間、彼は文字通りボロボロになりながら渾身の咆哮を上げます。
当時のインタビューや特番において、増田俊樹はこの収録現場を「喉が潰れて声が出なくなっても構わないという覚悟でスタジオに入った」と回顧しています。アニメのアフレコ現場ではマイクの歪みを抑えるため、過度な絶叫には一定の音量制限やミキサー調整がなされるのが一般的ですが、演出サイドからも「綺麗に喋るな、本気で死線を超えろ」という高い要求が突きつけられました。
共演した爆豪勝己役の岡本信彦や緑谷出久役の山下大輝らも、増田の凄まじい収録の気迫に鳥肌が立ったと証言しています。切島の「今ここで立たなきゃ、俺は一生ヒーローになれねえんだよ!」という絶叫には、台本をなぞる演技を超えた、人間の生命力が直に宿っていました。この異常なまでの没入感こそが、画面越しに観客の胸を激しく揺さぶった根源です。