青柳幸一元教授の司法試験漏洩事件とは?判決と現在の状況を追う
学界の第一人者であった青柳氏が、なぜ自らの名声を投げ打ってまで不正に手を染めたのか。裁判の過程で浮かび上がったのは、教え子に対する歪んだ指導欲求と過度な肩入れでした。
該当の女性受験生は明治大学法科大学院を修了後、司法試験に挑み続けていたものの不合格が続いていました。青柳氏は彼女を個人的に熱心に個別指導する中で、「何としても合格させたい」という思いを募らせ、一線を越える助言をエスカレートさせていったとされています。
公判では個人的な好意や親密な関係性も指摘され、本来保たれるべき指導者と学生の境界線が完全に崩壊していた実態が浮き彫りになりました。公正公平が絶対条件である国家試験の信頼を私情によって踏みにじった行為に対し、法曹関係者や一般社会から厳しい批判が浴びせられました。