人を選んで挨拶する人の心理とは?職場のマウントを見抜く処方箋
なぜ彼らは相手によって態度を豹変させるのか。心理学の観点から分析すると、その根底には強い劣等感と肥大化した利己主義が見えてくる。彼らにとって他者は「対等な仲間」ではなく、「利用価値のある相手」か「無価値な存在」のどちらかに分類される。自分より上の立場の人物に挨拶するのは、評価を得たいという自己保身と上昇志向の表れであり、下と見なした相手を無視するのは、手軽に優越感を味わうためのマウンティング行為に他ならない。
つまり、挨拶の取捨選択は、無意識のうちに行われる社内ポリティクス(政治的駆け引き)なのだ。自分の権威や立場を誇示したいという歪んだ欲求が、相手を視界から排除するという冷淡な態度として露呈する。表向きはプライドが高く自信満々に見える人物であっても、その実態は他者からの評価に依存しなければ自己を保てない脆い精神構造を抱えていることが多い。