日本国内ポケットWifi選びの正解は?無制限の罠と空港受取を徹底比較
インターネット上の広告で頻繁に見かける「ポケットWiFi無制限プラン」という表記には、契約前に必ず知っておくべき明確な通信業界のルールが存在します。主要各社の利用規約を精査すると、すべての事業者が「ネットワーク品質の維持および公平な電波利用」を目的としたフェアユースポリシー(FUP: Fair Usage Policy)を明記しています。
総務省が公表する通信トラフィックデータおよび各社約款の調査によると、いわゆる「無制限」を謳うサービスの実態は、主に次の3パターンに分類されます。
1つ目は、「1日あたり3GB〜10GB」の短期的上限が設定されているケースです。これを超過した瞬間、当日の23時59分まで通信速度が最大128kbps〜200kbpsという、テキストメッセージの送受信すら覚びつかない超低速状態に強制制限されます。2つ目は、「月間合計100GB〜200GB」の上限に達した段階で月末まで制限がかかるタイプ。そして3つ目は、WiMAX+5Gのように「一定期間内に大量の通信を行った場合、混雑時間帯(夜間等)のみ帯域制御を実施する」という比較的緩やかな制限方式です。
「動画配信や大容量ファイルのやり取りをしていたら、突然仕事のビデオ会議が遮断された」という現場トラブルの背景には、この通信制限基準の見落としがあります。実質的な大容量通信を求めるのであれば、「無制限」という言葉を鵜呑みにせず、「1日あたりの上限値の有無」と「制限時の実効速度」を必ず確認しなければなりません。