檀れいの若い頃が息をのむ美しさ!宝塚から現在までの奇跡の軌跡
檀れいさんの原点を語る上で欠かせないのが、1992年に第78期生として入団した宝塚歌劇団での日々です。今でこそ「誰もが認める正統派美女」として知られていますが、音楽学校卒業時の成績は40名中39番(ほぼ最下位)という、極めて厳しいスタートでした。
当時の歌劇団関係者や舞台評を振り返ると、技術的には決して器用なタイプではありませんでした。しかし、舞台の隅に立っていても自然と視線を集めてしまう圧倒的なプロポーションと、発光するような気品は群を抜いていました。同期生や指導陣が「誰よりも早く稽古場に入り、最後まで鏡に向かって自主トレを重ねていた」と証言するように、彼女は自らの弱点を猛練習でカバーし続けました。
その不断の努力が実を結び、1999年に真琴つばささんの相手役として月組トップ娘役に抜擢されます。さらに一度専科へ異動した後の2003年、今度は湖月わたるさんの相手役として星組トップ娘役に就任。宝塚の長い歴史の中でも、異なる2つの組でトップ娘役を務めた例は極めて稀であり、劇団が彼女の放つ「ヒロインとしての天性の求心力」をいかに高く評価していたかが窺えます。
2002年の中国ツアー(上海・北京公演)では、現地のメディアから「楊貴妃の再来」と大々的に報じられ、国境を越えて熱狂的な賛辞を浴びました。クラシックな東洋美と西洋の華やかさを併せ持つ彼女のビジュアルは、まさに宝塚歌劇の至宝でした。