ネクタイピンの正しい留め方マナー|第何ボタンに挟むか徹底解説
ネクタイピンを単なる留め具から、着こなしを格上げするツールへと昇華させるプロのスタイリスト御用達の技法が「アーチ留め(タイリフト)」です。クラシコイタリアや英国調のクラシックなスーツスタイルにおいて、胸元の豊かなドレープを演出するために多用されます。
手順は極めてシンプルです。
- ネクタイのノット(結び目)の真下に綺麗な「ディンプル(中央のくぼみ)」をしっかり作る。
- シャツの第3〜第4ボタンの間で、ネクタイの大剣を指先で軽く1cmほど上方向にふんわりと持ち上げる。
- 持ち上げてネクタイがふっくらと前方にアーチを描いた状態をキープしたまま、小剣とシャツの前立てを巻き込んでネクタイピンを水平に固定する。
この一手間を加えるだけで、ネクタイが胸板の上で平面的に潰れず、立体的な山(アーチ)を描くようになります。特にジャケットを羽織った際、Vゾーンからネクタイのノットが前にせり出して見えるため、胸元に奥行きが生まれ、堂々とした威厳とエレガントな立体感が演出されます。