赤い部屋」あなたは好きですか?消えないポップアップ都市伝説の衝撃の真相
インターネットが一般家庭に急速に普及し始めたダイヤルアップ〜ADSL回線時代、個人の創作サイトやWebマガジンを中心に数多くのFlashアニメーションが登場しました。そのFlash黄金期におけるホラー伝説の筆頭として君臨したのが本作です。
ストーリーは、主人公の少年が友人から「ネットサーフィン中に突然ポップアップが出てきて『あなたは好きですか?』と聞かれる。最後まで進むと死んでしまい、部屋が血で赤く染まる」という都市伝説を聞くところから幕を開けます。主人公は自宅で半信半疑のまま検索を続けるものの見つからず、諦めかけた瞬間に不気味なダイアログが出現します。
本作が特筆すべき恐怖を生み出した要因は、単なるアニメーション鑑賞にとどまらず、「画面を見ている読者自身のブラウザ環境を侵食する」メタフィクション構造にありました。当時使われていた無機質な機械音声(音声合成ソフトの独特なイントネーション)と、薄暗い部屋に響く不協和音のBGMが組み合わさり、深夜に一人でパソコンに向かうユーザーへ強烈な心理的圧迫感を与えたのです。