柿の木を「庭に植えるな」は本当?実が落ちる原因とプロが教える剪定術

柿の木を「庭に植えるな」は本当?実が落ちる原因とプロが教える剪定術に関する気になる情報をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

柿の木の手入れにおいて、成否を分ける最大の急所が剪定のタイミングとカットする位置です。柿は「今年伸びた新しい枝の先端付近」に花芽を形成する頂花芽(ちょうかが)型の果樹です。何も知らずに枝先を一律に刈り込んでしまうと、実をつける花芽をすべて切り落とすことになり、翌春に実がつかなくなります。

剪定の適期は、樹木が休眠に入っている12月〜2月(厳寒期を除く落葉期)です。夏季の強剪定は樹勢を著しく落とし、日焼けや病気の原因となるため、風通しを妨げる徒長枝(真上に勢いよく伸びる枝)の間引き程度に留めるのが鉄則です。

作業項目最適時期・実施基準一般的な失敗例・リスクプロの技術的ポイント主幹の芯止め(低樹高化)12月〜2月(目標樹高2〜2.5m到達時)放任して5m超の高木になり管理不能化開心自然形に誘導。主幹の芯を止め、横に伸びる主枝3本に骨格を分散間引き剪定・枝の更新12月〜2月(落葉期間中)枝先を切り詰めて花芽を全滅させる太い結果母枝を残し、重なり枝や枯れ枝を「基部から」間引いて日照を確保苗木の植え付け11月下旬〜12月/2月下旬〜3月厳寒期の根傷み、深植えによる根腐れ接ぎ木部分を地上に出して浅植え。地上50〜60cmで思い切って切り戻す老木の再生剪定1月〜2月中旬(2〜3年計画で実施)一度に大枝を切りすぎて樹勢が衰退・枯死毎年太枝を1〜2本ずつ更新し、若い不定芽を育てて骨格を若返らせる

庭植えで安全に収穫を続けるためには、「開心自然形(かいしんしぜんけい)」への仕立て替えが推奨されます。主幹の高さを手の届く2〜2.5m程度で「芯止め(頂点を切断)」し、主枝を斜め横方向に3本程度広げることで、脚立を使わずに手入れや収穫ができるコンパクトな樹形を維持できます。

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