チャート式色選びの罠!白・黄・青・赤の難易度差と偏差値別ルート
チャート式色選びのネットの反応や指導現場の声に耳を傾けると、教材選びにおける理想と現実の生々しいギャップが浮き彫りになります。
ネット上の掲示板やSNSでは、「青チャートを何周もしたが模試の偏差値が50台から動かない」「配られた青チャートが分厚い鈍器になって部屋の隅に積まれている」といった悲痛な書き込みが後を絶ちません。一方、知恵袋や合格体験談では「黄チャートを信じて3周したら名大(名古屋大学)に受かった」「白チャートをやり込んだら共通テスト模試が40点から80点に跳ね上がった」という成功報告が数多く寄せられています。
このギャップについて、中高一貫校専門塾や個別指導塾のベテラン講師陣は一様に次のように証言します。
「進学校の高校教員は、学校の進学実績や体裁を意識して一律で青チャートを配りがちです。しかし、学年上位20%以外の生徒にとって、自力で進められない青チャートは学力低下の引き金にしかなりません。個別指導の現場に駆け込んでくる生徒の多くは、青チャートの解説が理解できず、数学そのものを嫌悪しています。彼らに黄チャートや白チャートを渡すと、解説が理解できるため学習ペースが劇的に改善します。参考書選びで最も重要なのは、『どの色か』ではなく『自力で完走できるか』なのです。」
東大京大合格者のチャート式活用経緯を綿密にリサーチしても、意外な事実が判明します。理系合格者の中には高1から青チャートを難なくこなした層がいる一方、文系合格者や公立校出身の現役合格者からは「高2までは黄チャートで基礎を完全に固め、青チャートは夏休みに苦手分野の重要例題だけをつまみ食いした」「チャート式は辞書として使い、軸にしたのは薄い問題集だった」という証言が多数得られます。トップ合格者ほど、参考書の「見栄」に惑わされず、自らの現在地に合わせた冷徹な道具選びを徹底しています。