セーフティバントとは?送りバントとの決定的な違いと成功の極意
一塁までの距離が異なる右打者と左打者では、セーフティバントを成功させるためのメカニズムと狙い目が大きく異なります。
■ 左打者のセーフティバント:一塁への近さを最大限に生かす
左打者は打席から一塁ベースまでの距離が約91.4センチメートル(約3歩分)右打者よりも近く、圧倒的に有利です。
左打者の基本は、サードの意表を突く三塁線へのプッシュ、または投手と一塁手の間に転がすドラッグバントです。バットのヘッドを下げず、投球に対して身体が開きすぎないよう打球の勢いを殺すことが鉄則となります。打球を殺す際はバットを柔らかく引き、勢いを出したいときはやや押し出す感覚を持ちます。
■ 右打者のセーフティバント:三塁手を手前に引きずり出す技術
一塁まで距離がある右打者の場合、単に転がすだけではアウトになる確率が高くなります。そのため、「三塁線上を完全に死に球にして転がす」高度なコントロールが求められます。
右打者は通常のヒッティングのトップの位置から、投球リリース直前に右足をわずかに引きながらバットを前へ出します。三塁線ギリギリでボールが止まるような繊細なタッチで転がすことが、内野安打をもぎ取る必須条件です。