ニュースステーション終了の真相と久米宏の現在を徹底追跡
数々の栄光に彩られた番組ですが、18年半の航海は決して順風満帆ではありませんでした。番組史上最大の危機となったのが、1999年2月に放送された「所沢ダイオキシン問題」です。
埼玉県所沢市周辺で栽培された葉山東菜などの野菜から高濃度のダイオキシン類が検出されたと報じた企画が発端となり、地元産野菜の価格暴落や買い控えが発生。その後、番組が依頼した検査機関の測定方法や表現の妥当性を巡って農家や自治体から激しい抗議が巻き起こり、民事訴訟へと発展しました。
この問題に対し、テレビ朝日および番組側は誤りを一部認め、久米氏自らが番組内で長時間の謝罪を行う事態となりました。この事件は、影響力の巨大化に伴うメディアの社会的責任や、科学的データの報道における危うさを浮き彫りにし、その後の日本のテレビジャーナリズムにおける環境・安全報道のあり方に重い教訓を残しました。