杉本真人『吾亦紅』誕生秘話と歌詞の意味|母への懺悔が生んだ名曲
カラオケ愛好家の間でも定番曲として親しまれている『吾亦紅』ですが、上手に聴かせるためには独特のアプローチが求められます。テクニック以上に「語り口」が重要な楽曲です。
第一のポイントは、「歌おうとせず、話しかけるように入る」こと。冒頭のAメロ・Bメロはメロディを正確に追うことよりも、墓前に座り込んで小声で語りかけるようなウィスパーに近いトーンでニュアンスを出します。
第二のポイントは、サビでの感情の解放とダイナミクスです。「われもこう」とタイトルを繰り返す箇所では、腹の底からこみ上げる情念をストレートにぶつけつつ、語尾を乱暴に伸ばしすぎず余韻を残して引くのがプロらしい哀愁を演出するテクニックとなります。