山寺宏一がアンパンマンで魅せる七色の声!ジャムおじさん継承の裏側
アニメ史において「七色の声を持つ男」と称される山寺宏一ほど、1つの作品内で多彩な役柄を完璧に打ち分ける声優は類を見ない。『それいけ!アンパンマン』において彼が担当するキャラクターは、メイン級からサブキャラ、果ては効果音に近い動物の鳴き声に至るまで多岐にわたる。名犬チーズ、カバお、かまめしどん、カバおのお父さん、さらには演出上のゲストキャラクターまで、同一シーン内で彼が何役も同時に会話を繰り広げる場面は日常茶飯事だ。
アフレコ現場において、複数のマイクの間を瞬時に移動しながら声質、音域、さらにはキャラクターの息遣いまでを一瞬で切り替えるその凄腕テクニックは、まさに職人技の域に達している。マイクの前で一瞬にして人格を翻すその変幻自在なアプローチは、スタジオ内のスタッフや共演者をも唸らせる伝説的技術として知られている。