時速1万3500Km!マッハ11の衝撃世界と実在する極超音速機
この速度域の進化が最も先鋭化しているのが防衛産業の世界だ。極超音速滑空体(HGV)や極超音速巡航ミサイル(HCM)の登場により、従来のミサイル防衛システムは根本的な再構築を迫られている。不規則な軌道でマッハ10を超えるスピードで接近する目標を捉えることは、既存のレーダー網や迎撃ミサイルでは極めて困難だからだ。
抑止力のバランスが激変する中、世界主要国による極超音速技術の獲得レースは過熱の一途をたどる。速度がもたらす戦略的優位性は、地政学的なパワーバランスを一夜にして塗り替える可能性を秘めており、安全保障における最優先課題として議論が続いている。