市中引き回しの刑・見せしめルートの全貌と罪人が辿った衝撃の最期
世界的な大ヒットとなったドラマ『SHOGUN 将軍』の描写に見られるように、封建時代の日本における名誉と刑罰の概念は西洋のそれとは大きく異なっていた。武士階級における切腹が名誉ある死とされたのに対し、庶民や悪徳罪人に科される公開処刑は「名誉の完全な剥奪」を意味していた。
市中を引き回される罪人は、顔を晒され、罪状を読み上げられることで社会的な存在価値を完全に抹殺された。侍社会が重視した「面目」を極限まで破壊するプロセスこそが、死刑以上の恐怖として当時の人々に刷り込まれていたのである。