シロナガスクジラの体長は何M?恐竜を超える規格外スケールと真実
シロナガスクジラの体長は何M?恐竜を超える規格外スケールと真実についての真相をお届けします。
シロナガスクジラの驚異は成体だけにとどまりません。母クジラの体内でおよそ10〜12か月の妊娠期間を経て誕生する赤ちゃんは、生まれた瞬間すでに体長約7〜8メートル、体重約2.5〜3トンという大型乗用車クラスの大きさを誇ります。
授乳期における子クジラの成長スピードは、地球上の哺乳類の中で最も急速です。母クジラの母乳は脂肪分が約40〜50%と極めて濃厚(牛乳の約10倍以上の脂質)で、赤ちゃんはこれを1日に200リットル以上飲み干します。その結果、子クジラの体重は1日に約90キログラム(1時間あたり約3.7kg)の猛スピードで増加していきます。生後わずか7〜8か月で体長は約15メートル、体重は20トン近くまで膨れ上がり、親離れを迎えるのです。
成体となったシロナガスクジラを支えるエネルギー源は、意外にも体長数センチほどの微小な甲殻類「オキアミ」です。摂食時には下顎の蛇腹のような畝(うね)を大きく広げ、海水ごと最大90トンもの獲物を一気に口内へ含みます。ヒゲ板と呼ばれる繊維状のフィルターで海水だけを排出し、残ったオキアミを一気に飲み込むのです。最盛期には1日に約3.5〜4トン(推定4,000万匹)ものオキアミを胃袋に収めます。なお、耳垢が木の年輪のように層状に堆積する「耳垢栓(じこうせん)」の解析などから、寿命は80〜110年、長寿な個体では100歳を超えることが分かっています。