手足口病の経過と完治の日数は?発疹ピークや爪剥がれの真相を徹底解説
手足口病は、主にコクサッキーウイルスA6(CA6)、A16(CA16)、エンテロウイルス71(EV71)などが原因となって引き起こされる急性のウイルス性感染症です。感染経路は飛沫感染、接触感染、そして便中に排出されたウイルスが口に入る糞口感染の3種類が存在します。
まず押さえておきたいのが、感染から発症に至る手足口病の潜伏期間です。病原体が体内に侵入してからおよそ3〜5日(最大7日程度)の潜伏期を経て、最初の兆候が現れ始めます。手足口病の初期症状としては、37度台後半から38度前後の微熱、喉の違和感、食欲不振、なんとなく機嫌が悪いといった風邪に似たぐずりが先行するのが典型的です。
続いて多くの親を不安にさせるのが発熱の推移ですが、手足口病の発熱期間自体は比較的短く、発熱する割合は全体の約30〜50%程度にとどまります。熱が出た場合でも大半は1〜3日以内に平熱へと戻るため、熱が下がらない状態が4日以上続く場合は別の感染症や合併症を疑う契機となります。
一方で、熱が下がっても油断できないのが発疹の進行です。手足口病のピークは何日目に訪れるのかというと、臨床的には発症後2〜3日目が最も発疹が広がり、口内炎の痛みが激しくなる極期とされています。水疱は米粒大(2〜3ミリ程度)の楕円形で、手のひら、足の裏、足の甲、口唇粘膜、舌、さらにお尻や膝周りにも拡大します。水疱自体はかゆみを伴わないことも多い反面、擦れやすい部位や口の中は激烈な痛みを引き起こします。
痛みが引き、水疱が乾燥して目立たなくなる手足口病の完治までの日数は、発症初日を起点としておよそ7〜10日が標準的な目安です。ただし、皮膚の表面が綺麗になっても、便の中には2〜4週間以上にわたって微量のウイルスが排泄され続けるという医学的事実を忘れてはなりません。