私たちはどうかしている黒幕の真相と衝撃の結末を徹底解説
物語の根底を揺るがし続けた「光月庵若旦那・高月樹殺害事件」。七桜の母・百合子に濡れ衣を着せ、獄死へと追いやった真犯人の正体は、七桜を陰ながら支える支援者として振る舞っていた多喜川薫でした。
事件当夜、多喜川は自身の母親が樹への報われない恋心によって心身を病み、命を落としたことへの激しい怨恨を抱えて光月庵を訪れていました。庭先で樹と対峙した際、激情に駆られて凶器の包丁を突き立ててしまったのが事件の真相です。七桜の母・百合子は事件現場に居合わせたものの、愛する樹を庇おうとしたこと、そして多喜川の母への配慮から沈黙を守った結果、無実の罪を背負わされる悲劇に見舞われました。
さらに物語を複雑にしていたのが、女将・高月今日子の狂気じみた隠蔽工作です。今日子は事件の真実を知りながら、愛人関係にあった多喜川を利用し、邪魔者であった百合子を排除するために証拠を捏造。幼い椿に「犯人は百合子だ」と証言するよう精神的な刷り込みを行いました。この今日子の歪んだ執念の背景には、椿が樹の実子ではなく、今日子が外で作った不義の子であるという決定的な秘密を隠蔽し、光月庵の権力を維持し続ける狙いがありました。