親方の給料と年収の実態|1000万超えと手取り格差の真相
SNSや職人向けコミュニティ、知恵袋などでは「一人親方になれば年収1000万は余裕」「いや、税金を払ったら手取りはサラリーマン以下」といった相反する意見が飛び交っています。現役の親方たちから寄せられたリアルな声を集約し、その実態を検証しました。
【独立3年目・30代内装親方の証言】
「見習い時代は日当1万4,000円。独立して最初は月70万円の売上に歓喜したが、確定申告で税金と国民健康保険料の請求書を見て青ざめた。ガソリン代と車のローンを引いたら、手取りは月35万円程度。ただ、元請けを3社新規開拓して単価交渉してからは、実質年収750万円まで伸ばせた。結局は自分の営業力次第だと痛感している。」
【歴20年・50代とび職親方の証言】
「若い衆を3人雇っていた時期が一番儲かったが、現場の安全管理や社会保険の手続き、急なドタキャン対応で胃が痛む毎日だった。今は気心の知れた一人親方同士で現場ごとに組むスタイルに変え、年収850万円前後で落ち着いている。人を抱えるリスクとリターンのバランスを見極めるのが親方の分かれ道だ。」
ネット上の「親方は儲かる」という言説は、案件の調達力と原価管理ができる上位2〜3割の親方の姿であり、単に現場で作業をこなすだけの下請け一人親方は、物価高と税負担の波に飲まれやすいという二極化の現実が浮き彫りになっています。