「ただの風邪」が急変…命を奪う敗血症の正体と初期症状チェック

「ただの風邪」が急変…命を奪う敗血症の正体と初期症状チェックの見逃せないポイントを一挙に解説しました。

Q1:敗血症は家族や周囲の人にうつる病気ですか?
A1:敗血症そのものが人に直接うつることはありません。敗血症は感染症に対する「その人自身の免疫システムの暴走」によって生じる状態だからです。ただし、引き金となった病原体(インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスなど)自体は飛沫や接触によって感染するため、一般的な感染対策は必要です。

Q2:敗血症から回復した場合、余命や寿命に影響は出ますか?
A2:退院後も一定期間、免疫機能や体力の低下が続くため、再感染や心血管イベントのリスクが高まることが知られています。国内外の追跡調査によると、重症敗血症を経験した患者の退院後1年以内の再入院率や死亡率は一般の集団と比較して高い傾向にあります。そのため、退院後もリハビリテーションと基礎疾患の徹底した管理を継続することが長期的な生存率を高める鍵となります。

Q3:血液検査で敗血症かどうかはすぐに判定できますか?
A3:単一の数値だけで100%確定できる魔法の検査はありませんが、総合的な血液データで迅速に推測します。特に「白血球数の異常(過剰な増加または著しい減少)」「炎症反応を示すCRPやプロカルシトニンの高値」「血小板数の急減」、そして組織の酸欠状態を示す「血中乳酸値の上昇」を組み合わせることで、敗血症の兆候を短時間で捉えることが可能です。

Q4:敗血症性ショックと通常の敗血症はどう違うのですか?
A4:敗血症のなかでも、血管の拡張や水分漏出によって血圧が極度に低下し、点滴で十分な水分を補給しても正常な血圧を維持できなくなった最重症の状態を「敗血症性ショック」と呼びます。死亡率が跳ね上がるため、昇圧剤(血圧を上げる薬)の持続投与やICUでの厳重な全身管理が必須となります。

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