車の1年点検を受けないとどうなる?罰則なしの裏に潜む保証消滅の罠

車の1年点検を受けないとどうなる?罰則なしの裏に潜む保証消滅の罠の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

「点検の案内ハガキを捨ててしまった」「ディーラー営業マンからの着信を何度も無視している」と後ろめたさを感じている方もいるでしょう。

日本自動車整備振興会連合会(日整連)の調査データ等を紐解くと、驚くべき実態が見えてきます。自家用乗用車における新車1年点検を受けない割合は新車登録1年目でおよそ20〜30%前後ですが、新車から2年目、4年目と車検のない狭間の年になると、未受診率は40%〜50%近くまで跳ね上がります。つまり、日本の公道を走っている普通車・軽自動車の約半数は、1年点検を受けずに走っているのが現場の偽らざる実情です。

では、ディーラー1年点検の案内無視を続けた場合、顧客としての立場はどうなるのでしょうか。

「お客様からの折り返しがないケースは日常茶飯事です。案内を無視したからといって、ディーラー内でクレーマー認定されたり、入庫を拒絶されたりするようなペナルティはありません。営業サイドとしては『車検の時期にまたご連絡しよう』とリストを更新する程度です。ただし、担当営業の訪問や電話の優先順位は確実に下がるため、手厚いアフターフォローを期待している場合は疎遠になるリスクがあります」(地方系新車ディーラー元店長)

一方で注意が必要なのが、新車購入時に加入させられることの多いメンテナンスパックの存在です。多くのオーナーが代金を先払いしているにもかかわらず、面倒だからと点検を受けずに権利を失効させています。

仮に車に乗る頻度が減った、あるいは点検に出したくない場合はメンテナンスパック途中解約の手続きを検討すべきです。各メーカーの約款に基づき、未消化分の点検費用から解約手数料を差し引いた残額が返金される制度が整っています。案内をただ無視して先払いした数万円をドブに捨てることだけは絶対に避けてください。

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