たぬきは英語で何?アライグマとの違いや置物の説明まで徹底解説
海外でたぬきを「raccoon」とだけ言ってしまうと、北米などに広く生息する凶暴な害獣としても知られる「アライグマ」そのものだと解釈されてしまいます。外見こそ似ているものの、生物学的な分類や生態はまったく異なります。
ここで、混同しやすい3種類の動物の違いを整理しておきましょう。
1. たぬき(raccoon dog)
食肉目イヌ科タヌキ属。東アジア原産で、樹上に登る習性や冬眠に似た「冬ごもり」を行う珍しいイヌ科動物です。木登りが得意で、足の指の構造がイヌに近いため前足を手のように器用に使って物を掴むことはできません。
2. アライグマ(raccoon)
食肉目アライグマ科アライグマ属。北米原産で、前足の指が長く発達しており、水辺で獲物を探ったり物を器用に手で掴んで洗うような仕草を見せたりします。また、尾にハッキリとした黒い縞模様(リング状)があるのが大きな特徴です。
3. アナグマ(badger)
食肉目イタチ科アナグマ属。英語では「badger(バジャー)」と呼びます。日本では古くから「同じ穴のムジナ」という言葉があるように、たぬきとアナグマが混同されてきました。アナグマは強靭な爪で地中に複雑な巣穴を掘る習性があり、顔の縞模様が縦方向に入っています。
海外の人に対して「日本のたぬきはアライグマではなく、イヌ科の別種である」と説明する際は、以下の英文が役立ちます。
「Although they look like raccoons, tanuki are actually members of the canid (dog) family.(アライグマに似ていますが、たぬきは実際にはイヌ科の動物です)」