タヌキとアライグマの見分け方|尻尾・顔・足跡で見抜く決定的違いと害獣対策
タヌキやアライグマは基本的に夜行性野生動物であり、日中に姿を現さない場合でも、敷地内に残された痕跡(フィールドサイン)から正体を突き止めることが可能です。
① 夜行性野生動物の威嚇と鳴き声
夜間に天井裏や庭先から聞こえる鳴き声は、種を特定する貴重な手がかりです。アライグマは威嚇時に「シャーッ」「クックックッ」「クルルル」という甲高い連続音や喉を鳴らすような威嚇音を発します。一方、タヌキは非常に臆病なため人前で声を上げることは稀ですが、仲間同士の交信や威嚇時には「キューッ」「ウー」「ワン」という子犬や鳥に近い控えめな声を出します。
② ためフンの特徴と見分け方
住宅被害で深刻な問題となるのが糞害です。タヌキには、群れのメンバーが同じ場所に継続して排泄を行う「ためフン」という習性があります。庭の隅や建物の基礎周辺に大量のフンが山のように堆積している場合、タヌキの定着を疑うべきです。タヌキのフンは植物の種子や昆虫の羽などが混じり、強烈な腐敗臭を放ちます。
対照的に、アライグマはためフンの習性は持たないものの、手先が器用なため「屋根裏の断熱材の上」や「ベランダの隅」といった高所に排泄する傾向があります。雑食性ゆえにフンには小動物の骨や果実の皮が含まれ、異臭とともに建物の天井板を腐食・踏み抜かせる直接的な原因となります。