女子やり投げの世界記録72M28の壁!北口榛花との差と不滅の真相

女子やり投げの世界記録72M28の壁!北口榛花との差と不滅の真相の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

やり投げの歴史を語る上で避けて通れないのが、1999年に行われたルールの規格変更です。実は、歴史上の最高記録だけで言えば、旧東ドイツのペトラ・フェルケが1988年に80m00という途方もない数値を記録しています。しかし、この記録は現在「旧規格記録」として別枠で扱われています。

規格変更が行われた決定的な理由は「競技場の安全性確保」と「着地判定の明確化」でした。1980年代後半、用具の進化と選手の大型化により、女子でも80メートルに迫る投擲が続出。やりがフィールドを飛び出してトラック競技の走者に危険を及ぼすリスクが高まったのです。さらに、水平に近い角度で落ちるため「地面に突き刺さったかどうか」の判定が極めて難しくなる問題も生じました。

そこで国際陸連(現ワールドアスレティックス)は、やりの重心位置を前方へ3センチメートル移動させる新規格を導入しました。これにより、飛行中にやりの先端が早く下を向き、飛距離が約10%抑制されるとともに、地面へ確実に突き刺さるようになりました。その結果、1999年以降の記録が「新規格の世界記録」として再スタートを切った経緯があります。

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