スタジオポノックの現在と解散説の真相!ジブリとの関係や歴代映画の評価
スタジオポノックを語る上で欠かせないのが、スタジオジブリとの深い関係性です。2014年、『思い出のマーニー』の公開後にジブリが制作部門の一時解体を決断した際、「ジブリで培われた手描きアニメーションの灯を絶やしてはならない」という強い使命感から立ち上がったのがプロデューサーの西村義明氏でした。
スタジオ名にある「ポノック(Ponoc)」は、クロアチア語で「深夜0時」を意味し、新たな1日の始まりを象徴しています。設立時には、『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』を手掛けた米林宏昌監督をはじめ、ジブリの黄金期を支えた多くのアニメーター、背景美術スタッフ、色彩設計スタッフが合流しました。
一部で囁かれた「ジブリからの独立・分裂による確執」という見方はまったくの誤解です。ジブリの鈴木敏夫プロデューサーは立ち上げ時に西村氏の背中を押し、宮崎駿監督もスタジオの設立を激励しました。ポノックはジブリのライバルではなく、失われゆく緻密な商業手描きアニメーションの技術体系を未来へ受け継ぐ「正統な遺伝子」として位置づけられています。