童謡『春よ来い』歌詞の意味とみいちゃんの正体|怖い噂の真相を追う
童謡『春よ来い』が世に送り出されたのは、大正時代真っ只中の1923年(大正12年)のことです。児童雑誌『金の船』(のちに『金の星』)の3月号に掲載された本作は、詩人・歌人として名高い相馬御風(そうま ぎょふう)が作詞を手がけ、数々の傑作童謡を生み出した弘田龍太郎(ひろた りゅうたろう)が作曲を担当しました。
当時、日本では「赤い鳥」運動に代表されるように、子どもたちに迎合的ではない芸術性の高い童話や童謡を与えようとする運動が盛んでした。早稲田大学の校歌『都の西北』の作詞者としても知られる御風は、文壇の第一線から退いた後、故郷である新潟県西頸城郡糸魚川町(現・糸魚川市)に帰郷。日本海側の厳しい冬と、そこに生きる人々の純朴な生活を見つめ直す中で、この珠玉の詩を紡ぎ出しました。