童謡どんぐりこ海外の反応と結末の真相|歌詞の恐怖に世界が驚愕した理由
日本国内でも数多くの人々が「どんぐりころころ どんぐりこ」と誤って口ずさんでいますが、言語学的・文献学的な事実を検証すると、原典の姿は全く異なります。本作は大正10年(1921年)、文部省唱歌などを数多く手がけた青木存義(あおき・ありよし)が作詞し、梁田貞(やなだ・ただし)が作曲した名作です。
公式な原典テキストにおける歌詞は、「どんぐりころころ どんぶりこ」です。この「どんぶりこ」とは、物が水の中に勢いよく落ちる様子を表す古い擬態語・擬音語であり、「どんぶりこ、すっこんと落ちた」といった古典的表現に由来します。どんぐりという主語の音感に引きずられ、現代人の耳には「どんぐりこ」として定着してしまいましたが、本来は水没の瞬間を生々しく描写した擬音でした。
さらにネット上で「救いのエンディング」として話題にのぼるのが、いわゆる「幻の3番」の存在です。池で泣き暮らすどんぐりを見かねて、後世の音楽家や教育関係者が補作詞したバージョンが複数存在します。代表的なものは、作曲家・岩河三郎が補作したとされる以下の詩句です。
「どんぐりころころ よろこんで しばらく一緒に 遊んだが やっぱりお山が 恋しいと 泣いてはどじょうを 困らせた」の後に続き、「お池にポッカリ 浮かんだら 空からハトが 飛んできて くわえてお山へ 連れてった」というハッピーエンドが存在します。
しかし、文部科学省の学習指導要領や検定教科書に掲載されている正式な唱歌としては、3番は公式採用されていません。原作者の青木存義が遺した世界観はあくまで2番で完結しており、どんぐりの救済は意図されていなかったのです。この事実を海外コミュニティに伝えると、「後から無理やり付け足されたハッピーエンドより、オリジナルの冷厳なリアリズムのほうが文学として鋭い」という逆転の評価すら生まれています。