文スト「双黒」なぜ解散?太宰と中也の深すぎる絆と真相を徹底解説
双黒が「最悪の災厄」と称された最大の理由は、異能力の相乗効果にあります。中原中也の異能「汚れつちまつた悲しみに」の真の姿である「汚濁(おだく)」は、自身の重力子質量を無限に増大させ、触れたものを圧縮・粉砕する圧倒的な破壊力をもたらす反面、使用者の精神を狂わせ、肉体が崩壊して死に至るまで暴走を止められない致命的なリスクを孕んでいます。
この暴走を唯一制御できるのが、太宰治の異能無効化能力「人間失格」です。中也が「汚濁」を発動するということは、「太宰が必ず時間内に自分の異能を無効化しに来る」という一点に自らの全生命を賭けていることを意味します。
口を開けば「青鯖」「蛞蝓(なめくじ)」と罵倒し合い、表面上は決定的な嫌悪感を露わにしながらも、戦闘現場においては一切の確認なしに自らの命を相手の掌に預ける――この極限のアンビバレンスこそが、読者や視聴者を惹きつけてやまない双黒の独自性といえます。