小芝風花『魔女の宅急便』抜擢の真相!過酷な批判を超えた受賞劇
しかし、キキ役決定のニュースが流れると、世間の反応は決して歓迎ムードばかりではありませんでした。1989年のスタジオジブリ制作のアニメ版があまりにも神格化されていたため、情報解禁直後のネット上では「イメージと違う」「なぜ実写化するのか」といった厳しいバッシングが集中したのです。
当時16歳の小芝風花にとって、実質的な映画初主演作にして背負うにはあまりに重い重圧でした。しかし、彼女は逃げることなく「アニメの真似ではなく、原作小説の持つ泥臭くも力強いキキを等身大で演じ切る」と心に決め、撮影へと挑みます。
実際に劇場公開が始まると、世間の実写版の評価や評判は大きく好転しました。荒削りながらも瑞々しい感情表現、ほうきで空を飛ぶ不安定な浮遊感をリアルに体現した身体表現に対し、映画レビューサイトやSNS上では「想像以上にキキだった」「小芝風花の笑顔と涙に心を掴まれた」と、好意的な口コミが一気に広がっていきました。