無塩せきとは「減塩」じゃない?健康志向がハマる罠と真実を徹底解説
無塩せきとは「減塩」じゃない?健康志向がハマる罠と真実を徹底解説に関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
「塩分を控えているから無塩せきを選んでいます」。精肉コーナーで声をかけた50代の女性客は、そう胸を張った。しかし、裏面の栄養成分表示を確認してもらうと、そこにはしっかりと食塩相当量の数値が刻まれている。ショックを受ける彼女の反応は、決して珍しいものではない。
食肉加工における「せき」とは、「塩せき(えんせき)」という工程を指す。これは肉のタンパク質を熟成させ、特有の風味や食感を引き出すために塩や香辛料、そして発色剤などの水溶液に肉を漬け込む作業のことだ。つまり、「無塩せき」とは「塩漬け(塩せき)を行わない」という意味ではなく、「発色剤を使わずに塩漬け処理をした」という意味になる。日本語の表記として極めて紛らわしいが、これが日本の食品表示法に基づいた正式な定義なのだ。