西武池袋線の遅延はなぜ頻発?直通運転の罠と回避ルートを徹底検証
平日の早朝、石神井公園駅や所沢駅の改札前を取材すると、スマートフォンの画面を厳しい表情で見つめる通勤客の姿が後を絶ちません。SNSやネット掲示板上でも、「西武池袋線、また副都心線内の安全確認で止まった」「練馬駅手前で15分缶詰め状態」といった切実な声が毎日のように投稿されています。
「池袋駅まで行けばなんとかなると思っていたら、練馬駅の手前で信号待ちになり、結局動けなくなった。車内アナウンスで『東急線内でのドア点検の影響』と告げられたときのやるせなさは計り知れない」とは、所沢から渋谷へ通う30代会社員の弁です。
特に重篤な運転見合わせ理由として挙げられるのが人身事故情報です。ホームドアの整備が主要駅で急速に進んだものの、依然として郊外区間の踏切事故や、ホームドア未設置駅でのアクシデントはゼロになっていません。ひとたび人身事故が発生すれば、警察・消防による現場検証を含めて運転再開までに平均60分〜90分を要します。その間、線路上で立ち往生する満員電車内の疲弊度は限界に達します。