相楽晴子の現在とハワイ移住の真相|夫や娘ジョイとの生活を追う
相楽晴子の名を日本中に知らしめたのは、1985年に放送が開始されたフジテレビ系ドラマ『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』の中村京子(通称:ビー玉のお京)役でした。主演の南野陽子、吉沢秋絵とともに結成されたユニット「南野陽子 with おニャン子クラブ」とは異なるアウトローな魅力、ビー玉を指先で弾いて悪を討つキレのあるアクションは、当時の少年少女を熱狂させました。
翌1986年にはシングル「ヴァージン・ハート」で歌手デビューを果たし、オリコンチャート上位の常連に。しかし、彼女の本質は単なる量産型のアイドルにとどまりませんでした。1980年代後半から1990年代にかけては、映画『どついたるねん』『バカヤロー! 私、怒ってます』など作家性の強い映画作品に次々と出演し、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞するなど、演技派女優としての確固たるポジションを確立していきます。
だが、その華やかな成功の裏側で、本人の心境には次第に違和感が蓄積していました。当時のインタビューや後年の回想録において、彼女は過密を極めるスケジュールの中で「カメラの前に立つ自分」と「本来の自分」とのギャップに苦悩していたことを明かしています。常に世間の視線にさらされ、事務所の敷いたレールの上を全力疾走し続ける日々に、20代半ばを迎えた頃から精神的な閉塞感を覚えるようになっていったのです。