相鉄線特急の停車駅は?Jr東急直通の罠と乗り間違えを防ぐ全知識
停車駅の構造自体はシンプルであるにもかかわらず、なぜ駅ホームで迷う人が後を絶たないのでしょうか。その最大の要因は、相鉄線ダイヤ改正特急運行経緯における「西谷駅」と「二俣川駅」の役割激変にあります。
2014年4月に相鉄線史上初の「特急」が運行を開始した当時、停車駅は「横浜・二俣川・大和・海老名」(いずみ野線特急は横浜・二俣川・いずみ野・湘南台)でした。当時の特急は横浜と県央エリアを最速で結ぶことだけを目的としており、西谷駅は各駅停車しか止まらない小規模な駅に過ぎませんでした。
転機となったのは2019年11月のJR直通線開業です。羽沢横浜国大方面への分岐点となったことで相鉄線特急西谷駅停車が実現し、西谷駅は一躍、全特急が停車する重要結節点へと昇格しました。さらに2023年3月の新横浜線開業により、東急線直通列車も西谷駅を経由することとなり、ホームに滑り込む列車のバリエーションが爆発的に増加したのです。
現場の駅ホームでは、同じ「海老名行き 特急」でありながら、「横浜発」「新宿・大宮方面からのJR直通」「東急東横線(渋谷方面)直通」「東急目黒線(目黒方面)直通」が入り乱れます。特に上り列車(東京・横浜方面)の場合、西谷駅を出た後に「横浜へ向かうのか」「新横浜・都心へ向かうのか」が列車によって枝分かれするため、直通開始前の感覚で乗車した乗客が予期せぬ方向へ連れ去られる事態が頻発しています。
また、相鉄線特急二俣川駅における乗り継ぎ構造も戸惑いに拍車をかけています。二俣川駅は本線といずみ野線が分岐する大ジャンクションですが、特急は本線(大和・海老名方面)しか走りません。いずみ野線沿線へ向かう乗客は二俣川駅で必ず各駅停車や快速などに乗り換える必要がありますが、この接続パターンを把握していない遠方からの来訪者が混乱するケースが目立っています。