謝罪の菓子折りに「のしなし」はNg?非常識と思われない正解マナーを徹底解説

謝罪の菓子折りに「のしなし」はNg?非常識と思われない正解マナーを徹底解説に関する詳細情報を分かりやすくまとめました。最新データをご確認ください。

形式をどれほど完璧に整えたとしても、差し出す段取りを間違えれば全てが水泡に帰します。謝罪訪問における鉄則は、「挨拶の段階で品物を相手の視界に入れない」ことです。

応接室に通された際、持参した紙袋を机の上に置く行為は厳禁です。必ず自分の足元(下座側の床)に置き、先方が入室しても菓子折りに一切触れてはなりません。入室直後に「これ、お詫びのしるしです」と差し出す行為は、心理学でいう「返報性の原理」を悪用して相手の怒りを物で封じ込めようとする不遜な態度として映ります。

渡すタイミングは、すべての事情説明と事実関係の確認を終え、こちらの誠心誠意の謝罪に対して相手がある程度の納得や受容の意思を示した後の「退出間際」です。紙袋から品物を取り出し、相手から見て正面になるよう向きを変え、「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。心ばかりの品でございますが、皆様でお召し上がりください」と両手を添えて差し出します。この際、紙袋は持ち帰るのが基本マナーです。

もし、相手の怒りが収まらず「こんなものを受け取れる筋合いはない」と受け取りを拒否された場合はどうすべきでしょうか。決してその場で押し問答を繰り返してはなりません。相手の強い拒絶に対して品物を押し付けるのは、自己満足の押し売りに過ぎないからです。

「ごもっともでございます。こちらの配慮が足りず、大変失礼いたしました」と即座に非を認め、品物を一度引いて紙袋に戻します。無理に置いて立ち去る行為は、相手への侮辱と受け取られる危険があるため、持ち帰るのが賢明なリスク管理です。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest