新川優愛がGtoで演じた役が衝撃的!上原杏子の怪演と現在
視聴者の記憶に強く刻まれている「新川優愛はGTOで何役だったのか」という問いに対する明確な答えは、明修学苑2年4組の生徒、上原杏子(うえはら あんこ)です。
原作漫画や1998年の反町隆史版(当時は池内博之が演じた村井の幼馴染・渡辺えり演じる母親との関係が描かれた生徒)でも知られるキャラクターですが、2012年のAKIRA版において杏子の設定はより過激かつ痛切なものへ再構成されていました。杏子は教育評論家としてメディアで活躍する教育熱心な母親を持ちながら、家庭内では冷酷な機能不全家族の歪みに苦しむ女子生徒。学校内ではその鬱屈としたストレスを晴らすかのように、気弱な男子生徒・吉川昇(当時ブレイク直前の中川大志)をターゲットにし、凄惨ないじめを主導する首謀者でした。
第1話から第2話にかけて描かれた吉川への暴力や恐喝、屋上に追い詰める陰湿な罠の数々は、当時の放送倫理の限界に迫るほどリアリティに富んでいました。しかし、物語中盤で鬼塚が杏子の自宅に乗り込み、母娘の間に横たわる分厚い壁(文字通り隣室との境壁)をハンマーで叩き壊す名シーンによって、彼女の頑なな心は解き放たれます。加害者でありながら家庭の犠牲者でもあった少女が、鬼塚の魂の教育によって落涙し更生していく過程は、2012年版『GTO』の評価を決定づける屈指の名シークエンスとなりました。