リンデロンVg軟膏の効能と強さ|顔やニキビへの誤用を防ぐ正しい知識
「抗生物質が入っているなら化膿したニキビにも効くはず」と誤解されがちですが、ニキビへの使用は原則として厳禁です。ニキビの原因であるアクネ菌は細菌の一種ですが、ゲンタマイシンの効果が十分に及びにくい上、ステロイドの局所免疫抑制作用によってアクネ菌が爆発的に増殖し、かえって赤ニキビや毛嚢炎を悪化させる原因になります。
また、塗布部位ごとの薬剤吸収率にも細心の注意が必要です。腕の皮膚の吸収率を「1」とした場合、顔面は約13倍、陰部(デリケートゾーン)は約42倍もの高い吸収率を示します。
吸収率が高い部位にストロングランクの軟膏を長期間塗り続けると、皮膚が薄くなる「皮膚萎縮」や毛細血管拡張、酒さ様皮膚炎といった副作用リスクが跳ね上がります。顔や陰部への使用は、医師が明確に適応と判断し、短期間の指示が出た場合に限られます。