新素材研究所」なのに古代素材?杉本博司が仕掛ける建築の真相を徹底解説
新素材研究所が手掛けた建築は、日本のみならず世界のアート・建築シーンに強烈なインパクトを与え続けています。その中でも特に外せないマスターピースを紹介します。
■ 小田原文化財団 江之浦測候所(神奈川県小田原市)
新素材研究所の集大成ともいえる壮大なランドスケープ施設です。相模湾を望む広大な敷地に、夏至光を導く「夏至光遥拝100メートルギャラリー」や、冬至の朝日が差し込む「冬至光遥拝隧道」、千利休の作とされる茶室を再現した「雨聴天(うちょうてん)」などが配置されています。古代の石舞台や移築された室町時代の門など、人類の歴史と宇宙の運行を体感できる圧倒的な空間体験が話題を呼んでいます。
■ MOA美術館 リニューアル(静岡県熱海市)
2017年に完成した本館展示空間の大規模改修では、国宝や重要文化財の展示に特化した革新的な展示ケースを設計。行者杉を用いた壁面、超高透過低反射ガラス、黒漆喰の空間などにより、作品がまるで空気中に浮遊しているかのような静謐な鑑賞環境を作り出しました。
■ 清春芸術村 ゲストハウス「和敬」・「茶室・雨聴天」など
山梨県北杜市の清春芸術村に位置するゲストハウスや、伝統的な数寄屋建築を現代にアップデートしたプライベート邸宅・茶室など、個人邸からラグジュアリー空間まで多彩なプロジェクトを手掛けています。