新型クラウンセダンは一般人じゃ買えない?最新納期と乗り心地の真相を徹底調査
クラウンセダンの真価が最も濃密に凝縮されている領域は、間違いなく後部座席の居住空間にあります。GA-Lプラットフォームをベースにホイールベースを3,000mmまで延伸した車体内室は、前席を標準的なドライビングポジションに合わせても、後席乗員の足元に十分なゆとりを確保しています。
後席のアームレストには専用のタッチパネル式コントロールパネルがビルトインされ、エアコンの温度設定、シートヒーターおよびベンチレーション、オーディオ、電動リクライニング、さらにはリラクゼーション機能(マッサージ機能)まで手元で集中制御が可能です。助手席側のリアシートには、助手席を前方へスライド・チルトさせてフットレストを展開するオットマン機構が備わり、足を完全に伸ばした状態で寛げる空間が広がります。
試乗現場やオーナーの記録では、「走行中のロードノイズと風切り音の遮断レベルがレクサスLSに肉薄している」という感想が多く見受けられます。アクティブノイズコントロールの制御に加え、後席サイドガラスにも遮音合わせガラスが奢られており、高速道路の継ぎ目を越えた際も、突き上げ感をサスペンションが瞬時にいなします。内装の仕上げには、温かみのある杢目調パネルと柔らかな本革表皮がふんだんに配置され、かつての15代目が目指した欧州スポーツ路線とは異なる、日本の伝統的な「おもてなしの美学」が具現化されています。