学校やジムの肋木を使い倒す!プロ直伝の筋トレ・ストレッチ完全版
自重トレーニングの愛好家やアスリートにとって、肋木は最高峰の負荷を生み出すワークアウトマシンへと変貌します。一般的な筋トレ器具との最大の違いは、「反動(チーティング)を使えない環境」を物理的に作れる点です。
代表格となる肋木筋トレメニューが、背中を肋木にぴったり密着させた状態で行う肋木体幹トレーニング「ハンギング・レッグレイズ」です。鉄棒で行うと身体が前後に揺れてしまい、腹直筋ではなく腕や広背筋の力で足を上げてしまいがちですが、肋木では背中と腰がバーに固定されるため、腹直筋下部と腸腰筋の純粋な筋力のみで脚を持ち上げることを余儀なくされます。
また、上半身を強靭に鍛え上げる肋木懸垂やり方にも独自のバリエーションが存在します。通常の懸垂ではバーを真上に引き上げますが、肋木では壁面がすぐ目の前、あるいは背後にあるため、垂直方向への軌道が強制的に制限されます。これにより、広背筋大円筋への刺激がピンポイントに入りやすくなります。
- インクライン・プルアップ(斜め懸垂):腰から胸の高さのバーを握り、足を前方の床について身体を斜めに倒した状態から胸をバーに引きつけます。懸垂が1回もできない初心者でも段階的に負荷を調整可能です。
- ドラゴンフラッグ(肋木固定版):最下段付近のバーを頭上で掴み、肩甲骨のみを接地させた状態で下半身と体幹を一直線に持ち上げます。床のフラットベンチ以上に入力軸が安定し、腹横筋から腹直筋全体を強烈に追い込めます。
- ヒューマンフラッグ(人間鯉のぼり):上級者向け。上下のバーを順手と逆手で幅広く把持し、身体を床と平行に浮かせる究極の体幹・肩周囲筋力トレーニングです。