岩綿吸音板のアスベスト真相!ジプトーンとの見分け方と張り替え相場
天井を見上げた際、一般の方や不動産オーナーが最も混同しやすいのが、吉野石膏のロングセラー化粧石膏ボード「ジプトーン」と岩綿吸音板の違いです。双方ともに無数の溝や小さな窪みが走る「トラバーチン模様」を基調としているケースが多く、遠目には瓜二つに見えることも少なくありません。
しかし、設計図書がない現場でも、岩綿吸音板 見分け方には明確な物理的差異が存在します。最大の識別ポイントは「硬度」と「断面構造」です。ジプトーンは石膏を芯材とした硬質な板であり、指で強く押してもビクともしません。一方の岩綿吸音板は短繊維を高密度に圧縮成形した多孔質素材であるため、爪を立てたり強く押し込んだりするとわずかに弾力があり、柔らかくへこむ感触があります。点検口を開けて小口(断面)を確認できる場合、ジプトーンは白い石膏の層を原紙が挟み込んでいるのに対し、岩綿吸音板は板全体が綿状の繊維組織で構成されています。
建材としての物理特性や相場感の違いを整理したのが下表です。
製品ラインナップにおいて、大建工業の「ダイロートン」と吉野石膏の「ソーラトン」は国内シェアを二分する二大巨頭です。いずれも天井下地となる石膏ボードに接着剤とステープル(専用釘)で留め付ける工法が一般的で、吸音率と防火性能を両立したグレードの高い内装材として長年重宝されています。