炎炎ノ消防隊の伝道者の正体とは?絶望の化身と大災害の真相を徹底解説
伝道者およびその配下である白装束の一味が掲げた最終目標は、250年前に未遂に終わった「大災害」を完遂させ、地球を第二の太陽(燃え盛る恒星)へと作り変えることでした。一見すると狂気の沙汰に思えるこの惑星破壊計画ですが、伝道者陣営の論理においては「人類の完全なる救済」と位置づけられていました。
人間は生きている限り、病や貧困、悪意、そして逃れられない死の恐怖に怯え続けます。伝道者一味の思想の根底には、「命があるから苦しむのであり、全人類が一瞬で燃え尽きて一つの炎(恒星)と同化すれば、個としての意識や苦痛は完全に消滅し、永遠の安寧が得られる」という徹底したニヒリズム(虚無主義)が存在していました。
この大災害を実行するために必要とされたのが、強烈な炎の適性を持つ「アドラバースト」を宿した8人の人間、すなわち「8本の柱」です。伝道者一味の幹部であるハウメアやシスター・スミレらは、世界各地で人為的に人体発火現象を引き起こし、蟲(むし)を使って適合者を選別。東京皇国の巨大エネルギー機関「天照(アマテラス)」の内部に初代の一柱目を人柱として封印したように、柱たちを生贄の炉床として利用し、地球全体をアドラの炎で呑み込もうと画策しました。