遥洋子の現在は?テレビから消えた衝撃の理由と結婚・病気の真相
遥洋子のキャリアを語る上で欠かせないのが、武庫川女子大学短期大学部国文科を卒業してから東京大学大学院へと進んだ、前代未聞のアカデミックな軌跡です。
彼女の若い頃の原点は、1986年に始まった読売テレビ『ときめきタイムリー』で上岡龍太郎のアシスタント司会に抜擢されたことでした。話術の天才と呼ばれた上岡の厳しい洗礼を受けながら、相手の言葉の急所を見抜き、瞬時に切り返す「テレビ的話術の極意」を身体に叩き込まれました。
しかし、タレントとして多忙を極めていた30代半ば、テレビ業界の構造的な男性優位や女性タレントへの消費的な扱いに強烈な違和感を抱いた遥は、思い切った行動に出ます。1997年から3年間、東京大学大学院人文社会系研究科の研究生として、日本フェミニズムの第一人者である上野千鶴子教授に師事したのです。
短大卒のタレントが東大ゼミの最前線に飛び込み、エリート学生たちと激しいディスカッションを交わした3年間。その血の滲むような思考実験と格闘の記録をまとめた著書『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』は、ベストセラーを記録しました。感情論ではなく「言葉を理論武装して相手の土俵で打ち倒す」という実践的な知の技法は、その後の彼女の揺るぎない土台となりました。