映画ノストラダムスの大予言が封印された真相と現在の視聴方法を徹底解説

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1973年に刊行された五島勉の同名著作が社会現象となる中、東宝は1974年8月3日、社運を賭けたパニック映画として『ノストラダムスの大予言』を全国公開しました。折しも前年に公開された『日本沈没』の大ヒットに続き、オイルショックや深刻な公害問題に揺れていた当時の日本社会において、人類滅亡のリアリズムを描いた本作は劇場に観客を殺到させました。

しかし、公開直後から大阪被爆者団体協議会や原水爆禁止日本国民会議(原水禁)などから強い抗議声明が東宝本社へ相次ぎました。抗議の焦点となったのは、終盤に描かれる最終核戦争後の世界描写です。放射能汚染によって極端に変異した人類(劇中におけるミュータント)が荒野を徘徊し、理性を失って争い合うシーンが、「将来の被爆者二世・三世に遺伝的障害が生じるかのような誤った偏見を植え付け、現に苦しむ被爆者への差別と冒涜につながる」と厳しく糾弾されたのです。

東宝側は当初、問題とされた約2分間のシーンをカットした「修正版」を劇場へ急遽差し替えて上映を継続する措置を取りました。しかし抗議活動の熱は冷めず、被爆者団体との話し合いを重ねた結果、劇場公開の終了をもって本作に関する一切の上映活動を取りやめる決定を下しました。以降、テレビ放送の禁止、VHS・LD・DVD・Blu-rayといった映像ソフトの販売自粛が徹底され、公式な流通ルートから完全に姿を消すこととなりました。

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