永田町を動かす税調トップ宮沢洋一の政治資金と政界再編の裏側
旧大蔵省出身という経歴を持つ政治家は少なくないが、財務省という官僚機構との強固なパイプを保持し続ける実力者はごく限られる。自民党税制調査会における審議は、まさにその官僚と政治家の攻防の主戦場である。財務省主導の歳出抑制・増税路線と、政治的アピールを優先したい議員グループとの板挟みの中で、巧妙な着地点を見出す技術は職人技とも評される。
現在進行中の2026年税制改正プロジェクトにおいても、防衛費増額の財源確保や子育て支援財源の恒久化といった難題が山積みだ。霞が関の主計局・主税局を自在に動かしながら、税調トップとして自らの政策的持論を着実に法案へと落とし込んでいく。その手腕には、永田町内部からも畏怖と警戒が入り混じった視線が向けられている。