ザ・スパイダースメンバーの現在!存命者は何人?知られざる死因と近況の真相
ザ・スパイダースの音楽的コアであり、日本のロック/フォークシーンの礎を築いた2名の重要人物が、すでに帰らぬ人となっています。彼らが遺した名曲群と、その最期の足跡を辿ります。
ムッシュかまやつ(釜萢弘):肝臓がんで逝去、享年78
リズムギターと作詞・作曲を担い、「フリフリ」「ノー・ノー・ボーイ」「あの時君は若かった」などバンドの代表曲の数々を生み出したのがムッシュかまやつです。父がジャズシンガーのティーブ・釜萢という音楽一家に育ち、アメリカの最先端サウンドをいち早く吸収した先進性は、当時の日本の音楽界において突出していました。
解散後はソロとして吉田拓郎から提供された「我が良き友よ」が大ヒット。若手ミュージシャンを面白がり、積極的にフックアップする「生涯一の不良少年」として、世代を超えて敬愛されました。しかし2016年9月に肝臓がんを公表。治療を続けながらステージ復帰を目指し、盟友・堺正章の70歳記念ライブにサプライズ登場するなど不屈の闘志を見せましたが、2017年3月1日、都内の病院で78歳で逝去しました。病床には堺正章や井上順が駆けつけ、最期まで旧友の絆に包まれた旅立ちでした。
井上堯之:急性心不全で逝去、享年77
ザ・スパイダースのエモーショナルなギターサウンドを一手に引き受けていたのが、リードギタリストの井上堯之です。解散後は大野克夫、沢田研二、萩原健一らと伝説のスーパーグループ「PYG」を結成。その後率いた「井上堯之バンド」では、テレビドラマ『太陽にほえろ!』や『傷だらけの天使』の不朽のテーマソングを演奏・作曲し、インストゥルメンタル音楽の歴史に不滅の金字塔を打ち立てました。
近藤真彦の「愚か者」の作曲で日本レコード大賞を受賞するなど作曲家としても頂点を極めましたが、晩年は肺気腫などの持病に苦しみ、2009年に「自分の納得のいく音が出せなくなった」として潔く音楽活動から引退。静かな療養生活を続けていた中、2018年5月2日に急性心不全のため77歳で急逝しました。感情をむき出しにしてギターをチョーキングさせる井上の音色は、今なお多くの後進ギタリストに多大な影響を与えています。