在日とは何を意味するのか?歴史と法的権利、文化の現在地を追う
公的なデータは、静かに、しかし確実に進行する構造の変化を物語っている。法務省および出入国在留管理庁が公表する統計によれば、特別永住者の総数はピーク時に比べ減少の一途をたどっている。高齢化による自然減に加え、日本国籍を取得する選択をする若年層が増加しているためだ。
かつてのようにアイデンティティと国籍の保持が強固に結びついていた時代から、3世や4世へと世代が下るにつれ、個々の価値観や社会との関わり方は多様化した。言語や日常的な生活習慣において周囲との差はほとんどなく、地域の事業者や生活者として当たり前に根を張っている。しかし、インターネット上の空間などを中心に、根拠のないステレオタイプや排外的な言説が姿を消したわけではない。