政界揺らした神道系新宗教の現在地 保守源流から環境運動への転換
生長の家の草の根の強みを語る上で、女性信者によって構成される「白鳩会(しろはとかい)」の存在は外せない。地域社会に深く根を張り、生活に密着した愛行(奉仕活動)や読書会を展開してきた白鳩会は、教団の組織基盤を長年にわたり支え続けてきた。
彼女たちのネットワークを通じて今なお全国の家庭に届けられているのが、『月刊生長の家』をはじめとする定期刊行物だ。かつては国家観や道徳観を説く論考が紙面を飾ったが、現在はオーガニックなライフスタイル、CO2削減の工夫、気候変動への危機感を訴える記事が中心を占める。草の根の女性たちが主導する「生活に根ざした環境実践」こそが、教団のシフトを現場で支える最大の推進力となっている。