助さん格さんの真実!印籠担当の謎や歴代俳優の現在と実在モデルを徹底解説
ドラマを見ていると、華やかな太刀回りを披露し、時に光圀に対しても親しげに意見具申をする助さんのほうが、立場的に上(兄貴分)のように映ることがあります。しかし、水戸藩内における公的な序列を紐解くと、興味深い事実が浮き彫りになります。
劇中における2人の武士としての公的な身分は、基本的に「同格の側近」として設定されています。公式設定や脚本資料における本名と役職の内訳は以下の通りです。
助さんの本名は佐々木助三郎源忠綱(ささき すけさぶろう みなもとのただつな)。藩内での身分は近習(きんじゅ)あるいは剣術指南役格で、身軽に動ける青年将校のような立ち位置です。諸国漫遊の旅先では、越後ちりめん問屋の「手代(てだい)」などを名乗ることが多く見られます。
対する格さんの本名は渥美格之進(あつみ かくのしん)。役職は小姓組頭(こしょうぐみがしら)格や側用人(そばようにん)格とされ、藩政の事務処理や規律維持に携わる中堅官僚の重責を担っています。町人として世を忍ぶ際には、ちりめん問屋の「番頭(ばんとう)」を名乗るケースが主流です。商家の序列でいえば、番頭は手代の上に位置するため、偽装身分のうえでは格さんのほうが上位を装っている場面も少なくありません。
年齢設定に関しても、助さんは20代後半から30代前半のエネルギッシュな若手武士として描かれることが多く、格さんは30代から40代手前の落ち着きと重厚感を備えた武士としてキャスティングされてきました。ドラマ内で助さんが偉そうに見えることがあるのは、彼が主役級の花形スターによって演じられ、物語の牽引役として感情をストレートに出す演出が多いことによる視覚的錯覚に過ぎません。藩の直参としては対等でありながら、実務の決済や規律においては格さんが重石となる、見事な相互補完関係が築かれています。