自虐から大逆転!志摩スペイン村が2026年も熱狂を集める舞台裏
かつて志摩スペイン村は、広大な敷地と本格的なスペインの街並みを擁しながらも、主要都市圏からの距離や集客の伸び悩みに直面していました。公式自らが発信した「空いているからアトラクションに乗り放題」「インスタ映えスポットに誰もいない」という自虐的な広告展開は、ネット上で大きな話題を呼んだものの、当時はまだ根本的な来園者増には直結していませんでした。
風向きが劇的に変わったのは、にじさんじ所属の人気VTuber・周央サンゴ氏による熱狂的な配信がきっかけでした。「チュロスが世界一美味しい」「ピレネーに乗ると人の心が豊かになる」「人がいないのではなく、敷地が広大すぎるだけ」といった、飾らない個人の熱烈な愛情がSNSを駆け巡り、ファンコミュニティを巻き込んだコラボ企画へと発展。初回のコラボ期間中には来園者数が前年同期比で2倍以上に跳ね上がり、名物のチュロスが連日完売するという異例の社会現象を巻き起こしました。
しかし、このヒットの本質は単なるインフルエンサー特需ではありません。訪れた人々が目にしたのは、手抜きのない本格的な白壁の街並み(サンタクルス通り)、本場スペイン人ダンサーによる妥協のないフラメンコショー、そして世界水準の絶叫マシンでした。「ネタとして訪れたら、テーマパークとしての基礎体力の高さに圧倒された」という一次体験がSNS上で拡散し、2026年現在ではファミリー層、絶叫マシン愛好家、カルチャーファンを巻き込んだ盤石な人気へと昇華しています。