自宅の貴金属は本物?プロが教える金の見分け方と偽物を見抜く3つの裏技
自宅にあるアクセサリーやインゴットが本物かどうかを確かめるには、リスクの低い確認から段階的に進めるのが鉄則です。いきなり傷をつけるような検査は避け、以下の手順に沿ってチェックを行いましょう。
ステップ1:ルーペで刻印を確認する
まず確認すべきは、製品の目立たない箇所(指輪の内側、ネックレスの引き輪やプレート、ペンダントトップの裏面など)に打たれた刻印です。ルーペやスマートフォンのマクロ撮影機能を使い、アルファベットや数字の配列を精査します。
ステップ2:磁石を近づけて反応を見る
純金(24金)や18金などの本物の金合金は、磁石を近づけても一切引き寄せられません。ネオジム磁石などの強力な磁石を近づけ、ピタッと吸い付く場合は内部が鉄やニッケル主体のイミテーションである可能性が極めて高いと判断できます。
ステップ3:色味と変色の度合いを観察する
純度の高い金は酸化に極めて強く、長期間放置しても黒ずみや緑青(青緑色のサビ)が発生しません。もし表面の一部が剥げて下地が見えていたり、青緑色の変色が見られる場合は、真鍮(しんちゅう)に金メッキを施した製品であるケースが疑われます。なお、金が変色する理由として、18金や14金に含まれる銀や銅が皮脂・硫黄と反応することはありますが、地金そのものが腐食することはありません。
ステップ4:手のひらで重量感・熱伝導率を感じる
金は非常に比重が重い金属です。手のひらに乗せた瞬間、見た目のサイズ以上に「ずっしりとした重み」を感じるのが特徴です。また熱伝導率が高いため、触れた瞬間に手のひらの体温が素早く伝わり、ヒヤッとした冷たさが長く残らない点も識別材料の一つとなります。
ステップ5:比重測定を行う
水とデジタルスケールを用いて比重値を算出すれば、金の純度(24金、18金、14金など)まで高い精度で推測できます。